ついに終了!アルミサイディングの実験結果をご報告します!

こんにちは!
百年アルミ株式会社です!

これまでブログで準備の様子をお伝えしてきた、YKK AP株式会社様・セイキ工業株式会社様・百年アルミ株式会社の3社共同プロジェクト。

2026年8月26日、愛媛県農林水産研究所 林業研究センターで、アルミサイディングのカバー工法に関する実証実験の日を迎えました。

計画から設計、部材づくりから仮組み、搬入まで、約1年をかけて少しずつ積み重ねてきた今回の計画。
企画広報部としてその過程を追ってきただけに、当日は期待と緊張が入り交じり、気持ちの高ぶりを抑えきれないような気持ちでした。

そして実験を終えた今、うれしいご報告があります。

既存の窯業系サイディングの上から、アルミ芯入り樹脂胴縁と超軽量アルミサイディングを施工することで、壁の耐震補強性能が向上することを実証できました!

外壁を美しく、長く守るアルミサイディングに、「耐震補強性能」という付加価値が正式に加わったのです。

今回は、実験当日の様子と、この結果が住まいにとってどのような意味を持つのかを、私たちの率直な思いとともにお伝えします!

👇 【前回の記事はこちら】👇

目次

当日は、百年アルミの担当者と愛媛県農林水産研究所 林業研究センターの皆様で試験を進めました。

比較するのは、既存の窯業系サイディングを再現した壁と、その上から特殊な胴縁とアルミサイディングを施工した壁。同じ条件で力を加え、両者にどのような違いが生まれるのかを調べます。

高さ約3mの試験体を大型クレーンで吊り上げ、巨大なせん断試験機へ。大きな壁がゆっくりと持ち上がる光景は迫力があり、見守るこちらにも自然と力が入ります。

寸法や固定部分を一つずつ確認し、試験体を所定の位置へ設置。これまで準備してきたものが目の前で形になり、「いよいよ始まるんだ」と実感した瞬間です。

今回使用したのは、住宅の壁に地震のような横方向の力を加える大型のせん断試験機です。

アルミサイディングを施工していない試験体と、アルミサイディングのカバー工法を施工した試験体。それぞれに同じ条件で力を加え、壁の変形や力の受け止め方を専門の設備で細かく記録します。

試験機が動き出すと、高さ3mの壁が少しずつ横へ。力が増すにつれて部材のきしむ音が響き、会場の空気も一気に張り詰めます。

住宅の壁が地震の際にどれほど大きな力を受けているのか。その一端を目の前で感じ、その迫力に改めて身の引き締まる思いでした。

二つの試験体を同じ条件で比較した結果、目に見える違いが表れました。

アルミサイディングのカバー工法を施工した壁は、未施工の壁よりも、地震を想定した横方向の力に対する性能が大幅に向上。

専門の試験設備による客観的なデータでも、その差がはっきりと表れたのです。

これまで、施工後のお客様から「以前より揺れが小さく感じた」「地震のときの揺れ方が変わった気がする」といったお声をいただくことがありました。

しかし、体感だけで性能を語ることはできません。だからこそ今回、専門の設備と同じ試験条件のもとで違いを確かめられたことには、大きな意味があります。

数字を見たとき、うれしさと同時に、ほっとした気持ちがこみ上げてきました。現場で感じてきたアルミサイディングの力が、ようやく客観的な結果につながったからです。

長年抱いてきた確信が、確かな根拠へと変わりました。

コルセット効果と筋交い効果

では、アルミサイディングのカバー工法によって、なぜ壁の性能が高まるのでしょうか。

その仕組みを分かりやすく表したのが、百年アルミの考える「コルセット効果」「筋交い効果」です。

住まいを外側から締め直す「コルセット効果」

築年数が経過した住宅では、長年の揺れや経年変化により、既存外壁を留めている釘が緩んでいる場合があります。

アルミサイディングのカバー工法では、既存外壁の上に特殊な胴縁を配置し、長いビスを柱まで届かせて固定。既存の釘だけに頼らず、外壁を新しい下地と一緒に外側から固定し直します。

イメージは、住まいの外側からコルセットを巻き、壁全体をしっかり締め直すようなもの。
これが「コルセット効果」です。

壁面全体で力を受け止める「筋交い効果」

もう一つは、壁の一部分だけでなく、壁面全体が一体となって地震の力を受け止めようとする働きです。

柱まで固定された特殊な胴縁と既存外壁、アルミサイディングが組み合わさることで、壁全体が大きな筋交いのように働きます。
これを「筋交い効果」と呼んでいます。

今回の実験では、この二つの働きが合わさることで生まれる耐震補強性能を、実際の試験体でも確かめています。

※「コルセット効果」「筋交い効果」は、補強の仕組みを分かりやすく表現するために百年アルミが作成した呼称です。

アルミサイディング施工後の家

アルミサイディングの一番の魅力は、外壁を新築のように美しくよみがえらせ、将来のメンテナンス負担を軽減しながら、住まいを長く守れることです。

しかも非常に軽いため、建物に余分な重量負担をかけにくい。外壁リフォームに適した、この素材ならではの大きな特長です。

今回の実験により、そうした従来の魅力に、「壁の耐震補強性能」という付加価値が正式に加わりました。

美しい外観、メンテナンス性、長期的な経済性、住まいの資産価値。そして、地震への備え。

アルミサイディングは、耐震だけを目的とした商品ではありません。もともと持っていたさまざまな魅力に、家族の安心につながる新たな価値が加わったのです。

外壁をきれいにするリフォームが、これからの暮らしを守る備えにもなる。
そのことを、お客様へ自信を持ってお伝えできるようになったのが、何よりもうれしく感じます。

実験担当集合写真

今回の実証実験は、YKK AP株式会社様、セイキ工業株式会社様、百年アルミ株式会社の3社が、それぞれの知識と技術を持ち寄った共同プロジェクトです。

試験体の設計から部材の準備、加工、仮組み、搬入、組み立て、そして本番まで。多くの方の力がつながり、今回の成果にたどり着きました。

実験にご協力くださった愛媛県農林水産研究所 林業研究センターの皆様にも、心より御礼申し上げます。

私たちが目指すのは、単に外壁を新しくするだけのリフォームではありません。

大切な住まいをより長く、より安心して次の世代へつないでいくこと。

いつの日か、外壁リフォームと地震への備えを一緒に考えることが、住宅リフォームの新しいスタンダードになるように。百年アルミは、今回得られた確かな根拠を次の取り組みへとつなげていきます。

3社共同プロジェクトは、ここがゴールではありません。アルミのカバー工法がつくる新しい未来に、これからもぜひご期待ください!

※今回の実験で耐震補強性能が証明されたのは、「百年アルミ独自の施工システム」です。他社のアルミサイディングカバー工法においては施工方法が異なるため、耐震補強性能を保証することはできません。この点に十分ご注意ください。

    ※本実験は、所定の仕様で製作した壁試験体に対して行ったせん断試験の結果です。建物全体の耐震性能や、すべての住宅・施工条件における同一の効果を保証するものではありません。建物の状態や構造、既存外壁の種類、施工条件などによって効果は異なります。

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