「雨も降っていないのに、屋根が濡れている」
「太陽熱温水器の下から水が流れている」
「これって故障? それとも正常なの?」
そんな疑問を感じたことはありませんか?
高知県でも、屋根の上に太陽熱温水器を設置している住宅を見かけます。
晴れた日に屋根の一部分だけが濡れていると、雨漏りや屋根の傷みを心配されるかもしれません。
実は、その原因の一つとして考えられるのが、太陽熱温水器の「オーバーフロー」です。
今回は、太陽熱温水器から水が流れる原因と、確認しておきたいポイントについてご紹介します。
太陽熱温水器のオーバーフローとは?
オーバーフローとは、タンク内の水が一定の水位を超えたときに、余分な水が排出されることです。
太陽熱温水器には、屋根の上に設置したタンクに水をため、太陽の熱で温めるタイプがあります。
機種によっては、タンクが満水になったときにオーバーフロー口から水が出る仕組みになっています。
ここがポイント
水が出ているからといって、必ずしも故障とは限りません。ただし、水がいつまでも止まらない場合には注意が必要です。
オーバーフローが止まらない原因は?
1.ボールタップの故障
自然循環式の太陽熱温水器などには、タンク内の水位に合わせて給水を止める「ボールタップ」という部品が使われている機種があります。
トイレのタンクにも似た仕組みがあり、水位が上がると浮きが動いて給水を止めます。
この部品が経年劣化などで正常に動かなくなると、満水になっても水が止まらず、オーバーフロー口から水が流れ続けることがあります。
2.配管や接続部分の劣化
太陽熱温水器は、屋外で長年、日差しや雨風にさらされています。
そのため、給水管や接続部分、パッキンなどが劣化し、水漏れにつながる場合があります。
オーバーフローだと思っていた水が、実際には配管の破損による漏水だったという可能性もあります。
3.機種による正常な排水
太陽熱温水器の種類や給水方式によっては、満水時などに一時的に水が排出されることがあります。
一時的な排水と、部品の故障による継続的な漏水は区別する必要があります。
まずは機種を確認し、取扱説明書に記載された正常な動作と照らし合わせることが大切です。
晴れているのに屋根が濡れていたら?
晴天時にも太陽熱温水器の下から屋根の一部分にかけて濡れたような跡が見られる場合、温水器からの排水や漏水が原因の可能性があります。
ただし、屋根の表面が光を反射している場合もあり、見た目だけでは判断できません。
次のような点を確認してみましょう。
- 雨が降っていないのに、屋根の同じ場所が濡れている
- 温水器の下から軒先方向へ水が流れている
- 時間が経っても水が止まらない
- 温水器を使用していないときにも水が流れている
- 以前と比べて水道の使用量が増えている
こうした症状があれば、温水器の点検を検討する目安になります。
確認するときは、必ず地上など安全な場所から観察してください。
水漏れを放置すると屋根に影響はある?
オーバーフローによる排水が、すぐに屋根の雨漏りにつながるとは限りません。
しかし、水が長期間同じ場所に流れ続けている場合は注意が必要です。
屋根材の種類や劣化状態、屋根の下地、防水構造によっては、既存の傷みがある部分から水が入り込む可能性があります。
また、温水器の配管が屋根を貫通している場合などは、その周囲の防水状態も確認したいところです。
屋根への影響を考えるポイント
温水器から水が流れていることと、屋根そのものに雨漏りが発生していることは別の問題です。水の発生源と、屋根の状態を分けて確認することが大切です。
水が止まらないときはどうすればいい?
まずは、温水器のメーカー名と型式を確認しましょう。
取扱説明書に給水停止の方法が記載されている場合は、その内容を確認してください。
給水を止める必要がある場合も、操作するバルブを正しく特定できないときは無理に触らず、販売店や専門業者へ相談しましょう。
特に屋根上の温水器は高所にあり、転落の危険があります。
屋根に上がって自分で修理することは避けてください。
水が流れ続けている場合は、温水器の修理業者などに点検を依頼し、原因を確認してもらいましょう。
温水器の水漏れをきっかけに、屋根の状態も確認してみませんか?
太陽熱温水器は、普段あまり目にすることのない屋根の上に設置されています。
そのため、気づかないうちに設備や配管の劣化が進んでいることもあります。
水漏れの原因を調べる際には、温水器だけでなく、屋根材の傷みや固定部分の状態にも目を向けたいところです。
私たち百年アルミでは、屋根や外壁の状態を確認し、住まいに必要な対策を考えることを大切にしています。
太陽熱温水器そのものの修理と、屋根の補修・改修は、それぞれ専門的な確認が必要です。
屋根に傷みが見つかった場合でも、すぐに大がかりな工事が必要とは限りません。
部分的な補修で対応できるのか、屋根全体の改修を考えた方がよいのかは、実際の状態によって異なります。
まとめ|晴れた日の屋根の水漏れを見逃さないために
太陽熱温水器から水が流れている場合、正常なオーバーフローのこともあれば、給水装置や配管の不具合が原因のこともあります。
大切なのは、水がどこから、どのくらいの時間流れているのかを確認することです。
そして、長時間水が止まらない場合は、そのまま放置せず、専門業者に相談することをおすすめします。
普段見上げることの少ない屋根ですが、晴れた日に一度、地上から様子を確認してみてはいかがでしょうか。
小さな異変に気づくことが、住まいを長く大切に使う第一歩になります。
百年アルミでは、屋根や外壁について気になる症状がある方に、住まいの状態確認・診断をご案内しています。
温水器の不具合は設備の専門業者へ、屋根材や防水部分の傷みについては、百年アルミへお気軽にご相談ください。

