「夜になると天井裏から足音がする」
「屋根裏で何かが走り回っているような音が聞こえる」
そんな経験はありませんか?
もしかすると、ハクビシンやイタチなどの小動物が屋根裏に入り込んでいるのかもしれません。
実は、こうした動物は、屋根や外壁のわずかな隙間から建物内部へ侵入することがあります。
普段、屋根や外壁を見ていても気づきにくい場所が、動物の侵入口になっていることもあるのです。
今回は、ハクビシンやイタチが住宅のどこから入り込むのか、見落としやすい隙間と点検のポイントをご紹介します。
ハクビシンやイタチは、どこから家に入る?
ハクビシンやイタチは、屋根の周辺や外壁の開口部などを利用して、天井裏や壁の内部に入り込むことがあります。
特に注意したいのは、屋根と外壁が接する部分や、建物の構造上できやすい隙間です。
① 屋根と外壁の取り合い部分
屋根と外壁が接する部分は、住宅の中でも見落としやすい場所の一つです。
屋根の形状によっては、壁との接合部分に隙間ができることがあります。また、経年劣化によって部材がずれたり、傷んだりする場合もあります。
こうした場所に動物が通れる開口部があると、屋根裏への侵入口になる可能性があります。
② 軒天(のきてん)の破損や隙間
軒天とは、屋根が外壁より外側に張り出した部分の裏側にある天井状の部材です。
普段はあまり目に入らない場所ですが、軒天が傷んで穴が開いたり、部材の継ぎ目が外れたりすると、動物が入り込む経路になることがあります。
特に、雨水による傷みや部材の剥がれが見られる場合は注意が必要です。
③ 瓦屋根のずれや屋根の端部
瓦屋根では、瓦のずれや破損、屋根の端部にできた開口部などが侵入経路になる場合があります。
ただし、瓦の隙間がすべて屋根裏につながっているわけではありません。
重要なのは、屋根材の下にある下地や、軒先・屋根端部の納まりまで含めて確認することです。
④ 外壁の換気口や配管まわり
外壁には、換気口やエアコンの配管、設備の配線など、さまざまな開口部があります。
本来は適切に処理されている部分でも、防護カバーの破損や配管まわりの隙間などによって、小動物の侵入口になる場合があります。
また、床下の換気口などから侵入し、建物内部を移動するケースも考えられます。
小さな隙間でも侵入するの?
ハクビシンとイタチでは体の大きさが異なり、通り抜けられる隙間の大きさも違います。
特にイタチは細長い体をしているため、見た目には小さな開口部でも通過できることがあります。
また、動物は必ずしも地面から侵入するとは限りません。
雨どいや塀、庭木などを足場にして屋根の近くまで移動することもあります。
そのため、地上から見える外壁だけでなく、屋根の端や軒天など、高い位置にある開口部にも注意が必要です。
屋根裏に動物が入り込むと、どんな問題が起こる?
屋根裏に小動物が住み着くと、足音だけでなく、住まいの衛生環境や建物の維持管理にも影響する可能性があります。
例えば、次のような問題が考えられます。
- 糞尿による天井材や断熱材の汚れ、悪臭
- 断熱材の荒らしや損傷
- ダニなどの衛生上の問題
- 天井裏での物音や生活への影響
- 配線など建物内部の部材への損傷
ただし、天井裏から音がするからといって、必ずハクビシンやイタチがいるとは限りません。
ネズミや鳥、建物の温度変化による音など、別の原因も考えられます。
まずは音の発生場所や時間帯、糞や足跡などの痕跡を確認し、原因を見極めることが大切です。
自分で確認できる屋根・外壁のチェックポイント
屋根裏で気になる音がした場合、まずは地上から安全に確認できる範囲で、住宅の外観を見てみましょう。
特に次のような変化がないか確認してみてください。
屋根・外壁の確認ポイント
- 軒天の一部が剥がれたり、穴が開いたりしていないか
- 屋根の端部に部材のずれや破損がないか
- 外壁の換気口や防護カバーが外れていないか
- 配管まわりに目立つ隙間ができていないか
- 屋根付近に動物が出入りしている様子がないか
屋根や軒天の異常は、地上からでは確認しにくい場合があります。
危険ですので、屋根に上ったり、脚立で高い場所をのぞき込んだりすることは避けてください。
また、動物が中にいる可能性がある場合は、むやみに侵入口を塞がないことも重要です。
内部に動物を閉じ込めたり、別の場所へ移動させたりするおそれがあります。動物の種類や生息状況に応じて、専門業者へ相談しましょう。
隙間を塞ぐだけで大丈夫?建物の状態も確認しましょう
動物の侵入口が見つかった場合、その穴を塞ぐことは再侵入を防ぐための対策の一つです。
しかし、隙間ができた原因によっては、それだけでは十分でない場合があります。
例えば、軒天が雨水の影響で傷んでいる場合、表面の穴を塞いでも、内部に傷みが残っている可能性があります。
また、屋根材のずれや外壁の破損が原因であれば、動物の侵入対策とともに、建物本来の防水性や通気性についても確認する必要があります。
特に注意したいのが、住宅の換気に必要な隙間まで塞いでしまわないことです。
屋根や外壁には、湿気を排出するために設けられた通気部分があります。こうした場所は、通気機能を保ちながら動物の侵入を防ぐ対策が必要です。
そのため、侵入口の確認と建物の劣化状況の点検は、分けて考えることが大切です。
百年アルミが大切にしている、住まいの現状確認
屋根や外壁の小さな隙間は、普段の生活ではなかなか気づきにくいものです。
しかし、その隙間が部材の破損や経年劣化によって生じている場合には、動物の侵入だけでなく、雨水の浸入など別の問題にも関係している可能性があります。
百年アルミでは、屋根や外壁の状態を確認し、住まいにどのようなお手入れが必要なのかを考えることを大切にしています。
屋根や外壁の傷みが見つかったとしても、すぐに大きな工事が必要とは限りません。
部分的な補修で対応できる場合もあれば、劣化の範囲や今後の維持管理を考えて、屋根や外壁の改修を検討する場合もあります。
大切なのは、現状を把握し、住宅に合った方法を選ぶことです。
なお、ハクビシンやイタチの捕獲・追い出し・再侵入防止については、野生動物への対応ができる専門業者や自治体への相談が必要です。
まとめ|見えない場所の小さな隙間にも目を向けて
ハクビシンやイタチなどの小動物は、屋根と外壁の接合部分、軒天の破損箇所、換気口や配管まわりなど、さまざまな場所から住宅内部へ侵入することがあります。
普段は目につかない小さな隙間でも、動物にとっては出入口になっているかもしれません。
屋根裏から気になる音がする、軒天が剥がれている、屋根や外壁に隙間が見えるといった場合は、放置せずに原因を確認することが大切です。
住まいを長く大切に使うためにも、まずは屋根や外壁の今の状態を知ることから始めてみませんか。
百年アルミでは、屋根・外壁の状態確認についてご相談いただけます。
動物の侵入が疑われる場合には、害獣対策の専門業者による確認とあわせて、建物側に補修が必要な箇所がないかを調べることをおすすめします。

