家の外壁に、いつの間にか緑色の苔(コケ)が生えていたことはありませんか?
「外壁の苔は自分で落とせるの?」
「高圧洗浄機を使っても大丈夫?」
「苔が生えるのは外壁が傷んでいるから?」
そんな疑問をお持ちの方へ、外壁の苔の原因から安全な落とし方、注意したい劣化のサインまでご紹介します。
最初に知っておきたいポイント
外壁の苔は、軽いものであれば水洗いや中性洗剤で落とせる場合があります。ただし、外壁の材質や劣化状態によって適切な掃除方法は異なります。
外壁に苔が生えるのはなぜ?
外壁に付着する緑色の汚れには、苔だけでなく藻(も)などもあります。
こうした汚れが発生しやすいのは、湿気が残りやすい場所です。
特に次のような環境では注意が必要です。
- 日当たりが悪い北側の外壁
- 周囲に樹木や植え込みが多い場所
- 風通しが悪く、湿気がこもりやすい場所
- 雨水や結露などで濡れた状態が続く場所
新しい住宅でも、環境条件によって苔や藻が発生することはあります。
苔が生えたからといって、必ず外壁が劣化しているとは限りません。
大切なのは、表面の汚れなのか、外壁自体にも傷みが生じているのかを見分けることです。
外壁の苔の落とし方|自分でできる4つの手順
苔の範囲が小さく、地面から安全に手の届く高さであれば、ご自身でお手入れできる場合があります。
ただし、まず外壁材のメーカーが案内している清掃方法を確認してください。
① 外壁の材質と傷みを確認する
外壁には窯業系サイディング、モルタル、金属サイディングなど、さまざまな種類があります。
材質によって使用できる洗剤や清掃方法が異なります。
また、ひび割れや塗装の剥がれ、目地の隙間などがある場合は、洗浄によって水が入り込むおそれがあります。
こうした症状がある場合は、無理に洗わず専門家へ確認しましょう。
② 水で優しく汚れを洗う
外壁に異常がなく、メーカーが水洗いを認めている場合は、ホースなどを使って優しく水洗いします。
強い水圧をかけず、外壁の継ぎ目に水を押し込まないように注意してください。
表面の軽い汚れであれば、水洗いだけで落ちることもあります。
③ 落ちない苔には柔らかいスポンジと中性洗剤
水洗いで落ちない場合は、外壁材に使用できる中性洗剤を使います。
メーカーの説明書と洗剤の使用方法に従い、柔らかいスポンジや布などで軽く洗ってください。
強くこすると塗膜や表面加工を傷めることがあるため、力を入れすぎないことが大切です。
洗剤は、まず目立たない部分で試すと安心です。
④ 洗剤を十分に洗い流す
洗浄後は、メーカーが指定する方法で洗剤を十分に洗い流します。
洗剤が残ると、変色や外壁材の傷みにつながる場合があります。
苔を落とすことだけでなく、外壁を傷つけずに掃除を終えることが重要です。
外壁の苔落としでやってはいけないこと
苔を早く落とそうとして、強い洗浄方法を選ぶのはおすすめできません。
特に注意したいのが次の3つです。
高圧洗浄機で強く洗うこと
高圧の水流は外壁の塗膜を傷めたり、継ぎ目から水が入り込む原因になったりするおそれがあります。家庭用の高圧洗浄機でも、外壁材の仕様を確認せず使用するのは避けましょう。
硬いブラシでゴシゴシこすること
金属ブラシや硬いタワシは、外壁の表面に傷をつける可能性があります。
強力なカビ取り剤や漂白剤を安易に使うこと
薬剤によっては外壁が変色したり、金属部分を傷めたりする場合があります。使用できる洗剤は外壁材ごとに確認が必要です。
安全面でも注意が必要です
2階などの高い場所を掃除するために、脚立や屋根に上がることは避けてください。手の届かない場所は、無理をせず専門家に相談しましょう。
苔を落とすだけでは解決しない場合も
外壁の苔が何度も発生する場合は、周辺の湿気や日当たりなどの環境を確認する必要があります。
さらに、次のような症状がないかも見ておきましょう。
- 外壁にひび割れがある
- 塗装が剥がれている
- 目地のシーリングが割れている
- 外壁が浮いたり反ったりしている
- 雨の後、特定の場所だけ長時間濡れている
これらの症状がある場合、単なる表面の汚れとは別の問題が生じている可能性があります。
例えば、外壁のひび割れやシーリングの傷みは、雨水の浸入につながることがあります。
ただし、外から見ただけでは内部の状態までは判断できません。
苔を落とす前に、外壁全体の状態を確認することが大切です。
実際に、苔をきっかけに外壁の傷みが見つかった事例も
百年アルミの公式ホームページには、築5年の住宅で外壁の苔が気になり、診断を受けられたお客様の声が掲載されています。
診断では、苔だけでなく外壁のひび割れ(クラック)も確認されました。
お客様は今後のメンテナンスについて検討し、アルミサイディングを選ばれています。
この事例からも、外壁の汚れをきっかけに、普段は気づきにくい傷みが見つかることが分かります。
もちろん、苔が生えた住宅すべてにリフォームが必要なわけではありません。
まずは現在の外壁がどのような状態なのかを知ることが、適切なメンテナンスへの第一歩です。
実際のお客様の声は、こちらの施工事例・お客様の声からご覧いただけます。
繰り返す外壁のメンテナンスを考えるなら
外壁の傷みが進んでいる場合には、清掃だけでなく、補修や塗装、外壁材の改修といった選択肢もあります。
百年アルミでは、既存の外壁の状態や施工条件を確認したうえで、アルミ壁「鎧」による外壁リフォームをご案内しています。
アルミ外壁は、素材の耐食性やお手入れの負担を考える際の選択肢の一つです。
ただし、アルミ外壁でも汚れが全く付着しないわけではなく、定期的な状態確認や必要に応じたお手入れは大切です。
外壁の苔だけを理由に工事を決めるのではなく、傷みの程度や将来の維持管理まで考えて判断することをおすすめします。
まとめ|外壁の苔は、落とし方よりも状態確認が大切
外壁の苔は、軽度であればご自身で落とせる場合があります。
その際は、材質に合った方法で優しく清掃し、外壁を傷つけないことが重要です。
一方、苔と一緒にひび割れや塗装の剥がれなどが見つかった場合は、掃除だけで解決しようとせず、原因を確認しましょう。
百年アルミでは、屋根・外壁の状態を確認する高所ロボットカメラ診断をご案内しています。
「この苔は掃除するだけで大丈夫?」
「外壁に傷みがないか、一度調べておきたい」
そんな方は、まずご自宅の外壁の状態を確認してみませんか?
工事を考える前に、今の住まいの状態を知ることから始めましょう。

