冬の寒さは家の中にも潜んでいる|低体温症・ヒートショックと全国の住宅環境から考える健康対策

こんにちは!
百年アルミ株式会社です!

冬になると、ニュースなどで耳にする「低体温症」や「ヒートショック」。

皆さんは、こうした寒さによる健康被害は、北海道や東北など、寒さの厳しい地域で起こるものだと思っていませんか?

実は、比較的温暖な愛媛県でも、冬の住宅内には注意したい寒さがあります。

暖房の効いた居間は暖かくても、廊下やトイレ、脱衣所、寝室は思った以上に冷えていることがあります。

今回は全国の統計や住宅の室温調査を参考に、冬の住まいと健康の関係について考えてみたいと思います。

目次

低体温症とは? 家の中でも起こる危険

低体温症とは、体の内部の温度である「深部体温」が35℃未満に下がった状態をいいます。

寒い屋外や雪山で起こるイメージがありますが、暖房が十分でない室内などでも発生することがあります。

特に高齢者は、寒さを感じる力や体温を調節する機能が低下する場合があるため、注意が必要です。

低体温症になると、最初は体が震えたり、手足の動きが鈍くなったりします。さらに進行すると、意識がぼんやりし、重症の場合には命に関わることもあります。

寒さを我慢して生活することが、必ずしも健康によいとは限りません。

ヒートショックとは? 急激な温度差が体に負担をかける

ヒートショックは、急激な温度変化によって血圧などが大きく変動し、体に負担がかかる現象です。

例えば、暖かい居間から寒い脱衣所へ移動し、熱いお湯につかる場面です。

このような温度変化は、特に高齢者や血圧に問題のある方にとって注意が必要です。

低体温症とヒートショックは異なるものですが、どちらも冬の住宅環境と関係しています。

全国で年間7,776人が浴槽内などで亡くなっている

厚生労働省の2024年人口動態統計によると、浴槽内や浴槽への転落による不慮の溺死・溺水で亡くなった方は、全国で7,776人でした。

そのうち65歳以上は7,363人。全体の約95%を占めています。

数字を見るときの注意点

この数字は、ヒートショックだけによる死亡者数ではありません。入浴中の事故には、急激な温度変化のほか、熱いお湯による体調変化など、さまざまな要因が関係しています。

それでも、冬の入浴環境を見直すことの大切さを考えさせられる数字です。

北海道より愛媛県の家の方が寒いこともある?

北海道は冬の外気温が低く、愛媛県は比較的温暖です。

しかし、外の気温と住宅の中の温度は必ずしも一致しません。

寒冷地では住宅の断熱性能や暖房設備に配慮されている場合があり、一方で温暖な地域でも、断熱性能や暖房方法によって室内が冷え込むことがあります。

つまり、北海道の住宅より愛媛県の住宅の方が寒い場合もあり得るのです。ただし、これはすべての住宅に当てはまるわけではありません。

大切なのは地域のイメージではなく、実際に自分の家の温度を知ることです。

全国の住宅調査で分かった、部屋ごとの温度差

国土交通省が支援した住宅の断熱と健康に関する全国調査では、冬季の平均室温として次の数値が報告されています。

部屋冬季の平均室温
居間16.7℃
寝室12.6℃
脱衣所12.8℃
国土交通省が支援した住宅の断熱と健康に関する調査。測定条件や時間帯は部屋ごとに異なります。

これは調査対象となった住宅の平均値で、すべての住宅の平均ではありません。また、測定する時間帯などの条件も異なります。

それでも、居間以外の場所が冷えやすい住宅環境を考えるうえで参考になります。

特に、入浴前後に使う脱衣所や、長時間過ごす寝室の寒さには目を向けたいところです。

住宅の断熱と健康には関係がある

国土交通省が支援した調査では、住宅内の温度と居住者の血圧との関係が報告されています。

部屋間の温度差が大きい住宅や、床付近の温度が低い住宅では、居住者の血圧が高い傾向が見られました。

また、断熱改修によって室温が改善した住宅では、血圧の低下が見られたという調査結果もあります。

住宅の断熱は、冷暖房費を抑えることだけが目的ではありません。

家の中の寒さを和らげ、快適に暮らせる環境を整えるという意味でも重要です。

愛媛県でも、冬の住まいを見直してみませんか?

愛媛県は比較的温暖な地域ですが、冬の朝晩には気温が下がります。

特に築年数の経過した住宅では、窓や壁、床、天井などから熱が逃げ、暖房を使っていても寒さを感じる場合があります。

まずは、ご自宅の居間、寝室、廊下、脱衣所の温度を測ってみてください。

冬の住まいで確認したいポイント

  • 居間と廊下の温度差が大きくないか
  • 脱衣所や浴室が冷え込んでいないか
  • 朝の寝室が寒すぎないか
  • 窓や壁の近くで強い冷気を感じないか
  • 暖房を止めると室温が急激に下がらないか

入浴前には脱衣所や浴室を暖め、湯温は41℃以下、入浴時間は10分までを目安にするなど、日常生活でできる対策も大切です。

百年アルミが考える、これからの住まいづくり

私たち百年アルミでは、屋根や外壁を長く維持することに加え、住まいの快適性についても大切に考えています。

住宅の寒さには、窓、床、屋根、外壁、換気、暖房設備など、さまざまな要因が関係しています。

外壁の改修を考える際にも、現在の外壁の状態や断熱構成、施工方法によって期待できる効果は異なります。

そのため、最初から工事を決めるのではなく、まずは現在の住まいがどのような状態なのかを確認することが大切です。

冬の寒さを我慢するのではなく、住まいの環境を見直してみる。

それが、これからも長く安心して暮らすための第一歩になるのではないでしょうか。

百年アルミでは、屋根や外壁の現状確認・診断を通じて、それぞれの住宅に合った改修方法を考えています。

ご自宅の屋根や外壁が気になる方は、まずは住まいの状態を確認することから始めてみませんか。

住まいの状態確認・診断については、百年アルミ公式ホームページをご覧ください。

参考資料

  • 厚生労働省「令和6年(2024年)人口動態統計」
  • 消費者庁「高齢者の入浴中の事故に関する注意喚起」
  • 国土交通省が支援した「スマートウェルネス住宅等推進調査」
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