古い家の外壁は「直張り工法」かもしれません|塗装する前に知っておきたい外壁の仕組み

こんにちは!百年アルミ株式会社です!

築20年、30年と経過した住宅では、外壁の色あせやひび割れが気になり始めることがあります。

「そろそろ外壁塗装をした方がいいのかな?」

そう考える方も多いと思います。

しかし、外壁のメンテナンスを考えるとき、塗料の種類や費用だけでなく、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。

それが、外壁がどのような工法で取り付けられているかということです。

特に、築年数の経過した住宅の中には、「直張り工法」と呼ばれる方法で外壁材が施工されている建物があります。

この工法では、外壁内部の湿気や水分の状態によって、塗装だけでは解決できない問題が生じている場合があります。

目次

直張り工法とは?

直張り工法とは、主に窯業系サイディングなどの外壁材を、構造用面材や防水紙が施工された下地に、通気用の胴縁を設けずに取り付ける工法です。

現在、木造住宅の窯業系サイディングでは、外壁材の裏側に通気層を設ける「通気工法」が一般的です。

この2つの大きな違いは、外壁材の裏側に空気が流れるための空間があるかどうかです。

比較項目直張り工法通気工法
外壁の取り付け下地に直接取り付ける胴縁などを介して取り付ける
通気層原則として設けない設ける
湿気の排出水分が滞留しやすい場合がある通気によって排出しやすい
注意点内部の水分状態通気経路の確保

ただし、古い住宅がすべて直張り工法というわけではありません。建築された時期や外壁材、施工会社によって工法は異なります。

なぜ直張り工法では湿気が問題になるのでしょうか?

外壁は、雨や風、日差しから住宅を守る大切な部分です。

しかし、外壁材の継ぎ目や開口部の周囲などから水分が入り込む可能性はあります。また、室内外の温度差や湿気の移動によって、壁の内部で結露が発生する場合もあります。

通気層がある外壁では、適切に施工されていれば、外壁材の裏側に入った水分を排出し、乾燥を促すことができます。

一方、直張り工法では通気層がないため、水分が入り込んだ際に乾燥しにくくなる場合があります。

その状態が長く続くと、外壁材の反りや膨れ、下地の劣化などにつながる可能性があります。

ここがポイント

直張り工法だから必ず雨漏りや腐食が発生するわけではありません。実際の状態は、防水処理や建物の環境、維持管理の状況によって異なります。

外壁を塗装すれば問題は解決する?

ここが特に大切なポイントです。

外壁塗装には、外壁表面を保護し、美観を整える役割があります。適切な下地処理と塗装によって、外壁材の保護機能を維持することが期待できます。

しかし、塗装によって直張り工法が通気工法に変わるわけではありません。

外壁内部に水分が滞留していたり、下地が傷んでいたりする場合、表面をきれいに塗装するだけでは根本的な解決にならないことがあります。

また、直張り工法の外壁では、塗膜の膨れや剥がれが起こるケースもあります。

だからといって、直張り工法の住宅はすべて塗装できない、ということでもありません。

外壁材の状態や既存の塗膜、内部の水分状態を確認し、その住宅に適した方法を判断することが重要です。

ご自宅の外壁に、このような症状はありませんか?

次のような症状が見られる場合は、外壁の状態を確認する目安になります。

  • 外壁の塗装が膨れている、剥がれている
  • サイディングに反りや浮きが見られる
  • 外壁の継ぎ目に隙間ができている
  • 窓の周囲や外壁に雨染みがある
  • 塗装してから比較的短い期間で不具合が再発した

これらの症状は、直張り工法以外の原因でも発生します。

見た目だけで内部の状態を判断することはできませんが、メンテナンスを検討するきっかけになります。

ご自身で確認する際は、地上から安全に見える範囲にとどめ、高所や外壁内部の調査は専門業者に任せましょう。

古い住宅の外壁は、どのように改修すればよいのでしょうか?

外壁の改修方法には、塗装、既存外壁の張り替え、既存外壁の上から新しい外壁材を施工するカバー工法などがあります。

どの方法が適切かは、外壁材だけでなく、下地の傷みや雨水の侵入状況によって変わります。

特に直張り工法の住宅では、既存外壁の上に新しい材料を重ねる場合も、内部に水分や腐食を残さないか、通気・排水経路を適切に確保できるかが重要です。

内部の劣化が進んでいる場合には、既存外壁を撤去して補修する必要があることもあります。

百年アルミが大切にしていること

百年アルミでは、アルミ外壁【鎧】を用いた外壁リフォームをご提案しています。

アルミは軽量で、一般的な鉄系材料と比較して腐食しにくいという特長を持っています。

ただし、アルミ外壁を施工すれば、既存の外壁内部にある問題がすべて解決するわけではありません。

特に古い住宅では、表面の美しさだけでなく、現在の外壁や下地がどのような状態になっているのかを把握することが大切です。

そのうえで、塗装で維持管理できるのか、下地の補修が必要なのか、アルミ外壁による改修が適しているのかを考えていきます。

まとめ|外壁の見た目だけでなく、その内側にも目を向けましょう

外壁の色あせや汚れは、普段の生活でも気づきやすいものです。

しかし、外壁材の裏側にある通気層や下地の状態は、外から見ただけでは分かりません。

築年数の経過した住宅で外壁リフォームを考える際には、まず現在の施工方法を確認することをおすすめします。

大切なのは、すぐに塗装や張り替えを決めることではなく、ご自宅の外壁が今どのような状態にあるのかを知ることです。

百年アルミでは、住まいの状態を確認し、それぞれの住宅に合ったメンテナンス方法を考えるお手伝いをしています。

外壁の膨れや反り、塗装の剥がれなどが気になる方は、一度住まいの状態を確認してみてはいかがでしょうか。

住まいの状態確認や外壁リフォームについては、百年アルミ公式ホームページをご覧ください。

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