こんにちは!百年アルミ株式会社です!
「家の南側はいつも乾いているのに、北側だけジメジメしている」
「北側の外壁に緑色の苔が生えてきた」
「雨が降ったあと、北側の壁だけなかなか乾かない」
そんなことを感じたことはありませんか?
実は、家の北側が湿っぽくなりやすいのには、きちんとした理由があります。
大きく関係しているのが、日当たり・温度・風通しの3つです。
ただし、北側だから必ず湿気が多くなるわけではありません。建物の配置や周囲の環境によっても状況は変わります。
今回は、家の北側がジメジメする原因と、外壁に現れる変化、そして住まいを長持ちさせるために確認しておきたいポイントをご紹介します。
なぜ家の北側だけ湿気が残りやすいの?
① 日当たりが少なく、壁が乾きにくい
日本では、一般的に南側の外壁は日光が当たる時間が長く、北側は直射日光が当たりにくい傾向があります。
日光が当たると外壁の表面温度が上がり、付着した水分の蒸発が進みやすくなります。
一方、北側は日光による温度上昇が小さいため、雨や朝露で濡れた外壁が乾くまでに時間がかかることがあります。
つまり、北側は水分が特別に多く発生するというより、付着した水分が残りやすい環境になっているのです。
② 壁の表面温度が低く、結露が起こることも
湿気というと、雨を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、雨が降っていなくても外壁が湿ることがあります。
その原因の一つが「結露」です。
空気中には目に見えない水蒸気が含まれています。この水蒸気を含んだ空気が冷たい壁の表面に触れると、条件によっては水滴に変わります。
冷たい飲み物を入れたコップの外側に水滴が付くのと似た仕組みです。
北側の外壁は表面温度が低くなりやすいため、気温や湿度によっては表面結露が発生することがあります。
ただし、外壁が湿っている原因が必ず結露とは限りません。雨水や地面からの湿気など、ほかの原因も考える必要があります。
③ 風通しが悪いと、さらに乾きにくくなる
北側の外壁が湿りやすい理由は、日当たりだけではありません。
例えば、隣の家との距離が近かったり、塀や植木に囲まれていたりすると、風が通りにくくなる場合があります。
風通しが悪い場所では、濡れた外壁の表面付近に湿った空気がとどまりやすく、水分の蒸発が進みにくくなります。
特に、家と塀の間の狭い通路や、植木が外壁に接している場所は注意しておきたいところです。
ここがポイント!
日当たりが少ないことに加え、風通しまで悪いと、外壁が乾きにくい状態が続くことがあります。
北側の外壁に苔や黒ずみが出やすいのはなぜ?
家の北側をよく見ると、外壁の下の方に緑色の汚れが付いていたり、日陰になっている部分が黒ずんでいたりすることがあります。
緑色の付着物には苔や藻などが、黒ずみにはカビや大気中の汚れなどが関係している場合があります。
こうした付着物は、水分が残りやすい環境で発生・繁殖しやすくなります。
ただし、苔や黒ずみがあるからといって、すぐに雨漏りしている、外壁の内部が傷んでいるというわけではありません。
表面の汚れだけで済んでいる場合もあります。
一方で、塗膜の劣化や目地の傷み、ひび割れなどが重なっている場合は、外壁の保護機能に影響している可能性もあります。
大切なのは、汚れの色だけで判断せず、外壁全体の状態を確認することです。
築5年くらいの新しい家でも苔は生える?
「まだ建てて5年も経っていないのに、北側の壁が緑色になってきた」
そんな場合、施工不良や外壁の寿命を心配されるかもしれません。
しかし、築年数が浅い住宅でも、周囲の環境によっては苔や藻が付着することがあります。
特に、窯業系サイディングを使用した住宅でも、北側の日陰や湿気が残りやすい部分に緑色の汚れが見られることがあります。
だからといって、すぐに外壁の張り替えや塗装が必要とは限りません。
まず確認したいのは、表面の汚れなのか、それとも外壁材や目地に傷みが出ているのかという点です。
築年数だけではなく、実際の状態を見て判断することが大切です。
北側の湿気を放っておくと家が傷むの?
ここで知っておきたいのは、湿気が多い環境と、建物そのものが傷んでいる状態は同じではないということです。
外壁はもともと雨や風にさらされることを想定してつくられています。
そのため、北側の壁が乾きにくいという理由だけで、すぐに住宅の寿命が短くなるとは言えません。
ただし、次のような症状が見られる場合は注意が必要です。
- 外壁のひび割れが広がっている
- サイディングの継ぎ目にあるシーリングが割れている
- 塗装が剥がれたり、外壁の表面が浮いたりしている
- 雨がやんで何日も経つのに、同じ場所だけ濡れている
- 室内側にもシミやカビ、湿ったような臭いがある
こうした症状は、単なる日当たりの問題だけでは説明できない場合があります。
特に、雨のたびに同じ場所が濡れる場合や、外壁の一部分だけ極端に湿っている場合は、雨樋からの水漏れや雨水の流れ方なども確認する必要があります。
自分でできる北側の湿気対策
北側の湿気対策として、まず取り組みたいのは、外壁の周囲に水分が残りにくい環境を整えることです。
植木や物を壁から離す
植木の枝葉が外壁に接していたり、物置や荷物を壁際に置いていたりすると、風通しが悪くなる場合があります。
可能な範囲で外壁との間に空間を確保しましょう。
雨樋や排水の状態を確認する
雨樋から水があふれていたり、地面に水たまりができていたりすると、外壁周辺が湿りやすくなります。
雨の日に安全な場所から水の流れを観察するだけでも、気付けることがあります。
外壁の変化を定期的に見る
苔や黒ずみが増えていないか、ひび割れや目地の傷みが出ていないかを、地上から確認してみましょう。
気になる場所を同じ位置から写真に残しておくと、時間の経過による変化を比較しやすくなります。
なお、高所に登ったり、強い水圧で外壁を洗浄したりすることは避けましょう。外壁材や目地を傷めるおそれがあります。
苔や湿気が気になったら、まず外壁の状態を確認しましょう
北側の外壁に苔が生えているからといって、必ず工事が必要なわけではありません。
表面の清掃や周囲の環境改善で対応できる場合もあれば、目地の補修や塗装などを検討した方がよい場合もあります。
また、外壁材そのものの傷みが進んでいる場合には、外壁の改修方法を比較することも大切です。
百年アルミでは、住まいの状態に応じた外壁改修の選択肢として、アルミ壁【鎧】をご案内しています。
ただし、アルミ外壁を施工すれば、日当たりや風通しによる湿気の問題がすべて解消するというわけではありません。
既存の外壁や下地の状態、湿気が発生している原因、施工方法などを確認することが重要です。
百年アルミが大切にしていること
工事をするかどうかを決める前に、まずは今の住まいがどのような状態なのかを知ること。
それが、必要のない工事を避け、将来のメンテナンスを考えるうえでも大切な第一歩になります。
まとめ|北側のジメジメには理由があります
家の北側がジメジメしやすいのは、日当たりが少なく、外壁の表面温度が上がりにくいことや、風通しなどの環境が関係しています。
その結果、雨や結露による水分が残りやすくなり、苔や藻などが付着することがあります。
ただし、北側に苔が生えたからといって、すぐに家が傷んでいるとは限りません。
大切なのは、表面の汚れなのか、外壁の劣化が進んでいるのかを見分けることです。
「うちの北側の壁は大丈夫かな?」
そう感じたら、まずは住まいの状態を確認してみませんか。
百年アルミでは、住まいの状態を知り、今後どのようなお手入れが必要なのかを考えることを大切にしています。
すぐに工事を決めるのではなく、まずは現状を知ることから始めましょう。
住まいの状態確認や今後のメンテナンスについては、百年アルミ公式ホームページをご覧ください。

