「南海トラフ地震が起きたら、うちの家は大丈夫だろうか?」
高知県にお住まいの方なら、一度はそんな不安を感じたことがあるのではないでしょうか。
「築年数が古いから心配」「瓦屋根だけど大丈夫?」「以前に外壁を塗装したから、まだ問題ないはず」
住宅の状態によって、気になることはさまざまです。
こんにちは!百年アルミ株式会社です!
今回は、南海トラフ地震に備えて、今から確認しておきたい住宅の安全対策についてお伝えします。
大切なのは、地震が起きてから後悔するのではなく、今の住まいがどのような状態なのかを知っておくことです。
高知県で南海トラフ地震への備えが重要な理由
南海トラフ地震は、静岡県沖から九州沖にかけてのプレート境界で発生する大規模な地震です。
高知県では、強い揺れに加えて、沿岸部を中心に津波による被害も懸念されています。
高知県が2026年に公表した被害想定でも、住宅の耐震化や迅速な津波避難など、事前の備えが被害を軽減するうえで重要な条件となっています。
ここで考えておきたいのは、住宅が地震の揺れに耐えられるかということだけではありません。
地震によって屋根材が落下したり、外壁が破損したりすると、避難の妨げになる可能性もあります。
特に津波からの避難が必要な地域では、強い揺れから身を守り、その後すぐに避難できる状態を確保することが重要です。
わが家は大丈夫?まず確認したい住宅の3つのポイント
住宅の地震対策を考える際には、築年数だけでなく、建物の構造や屋根・外壁の状態にも目を向ける必要があります。
1.築年数と住宅の耐震性
最初に確認したいのが、住宅がいつ建てられたかという点です。
特に1981年(昭和56年)5月以前に建てられた住宅は、現在とは異なる耐震基準で設計されている可能性があります。
高知県では、こうした住宅を対象とした耐震診断や耐震改修の支援制度を設けています。
ただし、1981年以降に建てられた住宅でも、建築時期や構造、増改築の履歴、劣化状況などによって耐震性は異なります。
見た目がきれいだからといって、建物の耐震性まで判断できるわけではありません。
まずは建築時期を確認し、必要に応じて専門家による耐震診断を受けることが大切です。
2.屋根の重さと傷み
屋根は、住宅の地震対策を考えるうえで見逃せない部分です。
一般的に、屋根が重いほど建物の上部にかかる重量が大きくなり、地震時の揺れによる負担に影響することがあります。
例えば、重い瓦屋根から軽量な屋根材へ葺き替えることは、建物上部の重量を減らす方法の一つです。
ただし、瓦屋根だから危険というわけではありません。屋根材の固定方法や建物全体の耐震性能も重要です。
また、屋根材にずれや割れ、浮きなどがある場合には、地震や強風で落下する危険性も考えられます。
屋根の軽量化と、建物全体の耐震補強は別の対策です。屋根を軽くするだけで住宅の安全性が保証されるものではありません。
3.外壁のひび割れや劣化
外壁についても、今の状態を知っておくことが大切です。
例えば、外壁に大きなひび割れがある、表面が浮いている、部分的に剥がれているといった場合には、専門的な確認が必要になることがあります。
ただし、外壁のひび割れには、表面の塗膜だけに生じているものから、下地や構造部分に関係するものまで、さまざまな原因があります。
外から見ただけで建物の耐震性を判断することはできません。
また、外壁を塗装して見た目がきれいになっていても、それだけで構造部分の安全性が確認されたことにはなりません。
自分でできる住宅の安全チェック
専門家に相談する前に、ご自宅でも安全な範囲で確認できることがあります。
わが家の安全チェックリスト
- 建築時期や過去の耐震診断の記録を確認する
- 地上の安全な場所から屋根材のずれや破損を見る
- 外壁に目立つひび割れや剥がれがないか見る
- ブロック塀や門柱に傾きがないか確認する
- 家具を固定し、玄関までの避難経路を確保する
- 自治体の津波ハザードマップと避難先を確認する
屋根に上ったり、不安定な場所から確認したりする必要はありません。危険な場所には近づかず、気になる部分は専門家へ相談してください。
また、高知県内でも津波の浸水想定や避難場所は地域によって異なります。ご自宅の場所に応じた最新の防災情報を確認しておきましょう。
地震対策として考えたい屋根の軽量化
百年アルミでは、住宅の屋根や外壁の改修に取り組んでいます。
その一つが、軽量なアルミ屋根材「アルミ瓦【兜】」です。
アルミ瓦【兜】は、アルミの軽さを活かした屋根材です。
既存の屋根の状態や構造に応じて、重い屋根材から軽量な屋根材への葺き替えを検討することができます。
屋根の軽量化は、地震時に建物へかかる負担を考えるうえで一つの選択肢になります。
一方、既存の屋根材の上から新しい屋根材を重ねるカバー工法では、屋根全体の重量が増える場合もあります。
そのため、材料そのものの軽さだけでなく、工事後の屋根全体の重量や下地の状態まで考える必要があります。
また、アルミ屋根に替えることが、すべての住宅にとって最適とは限りません。
建物の耐震性に問題がある場合には、柱や壁、接合部、基礎などの耐震補強を優先すべきケースもあります。
百年アルミでは、住宅の状態を踏まえ、必要な対策を考えることを大切にしています。
高知県では住宅の耐震診断に補助制度も
高知県では、市町村と協力して、一定の条件を満たす既存住宅の耐震診断や耐震改修を支援しています。
対象となる住宅では、耐震診断の自己負担額が3,000円以内となる制度も案内されています。
耐震改修の設計費や工事費についても補助制度がありますが、対象住宅や補助額、申請条件は市町村によって異なります。
まずはお住まいの市町村の住宅耐震担当窓口に相談し、利用できる制度を確認してみてください。
まとめ|大切なのは、今の住まいを知ること
南海トラフ地震がいつ発生するのか、正確に予測することはできません。
だからこそ、今できる備えを一つずつ進めておくことが大切です。
住宅の耐震性を確認すること、屋根や外壁の傷みを把握すること、そして地震発生後の避難経路を確保しておくこと。
どれも、家族の安全を守るための大切な準備です。
百年アルミでは、屋根や外壁の状態を知ることが、住まいの将来を考える第一歩だと考えています。
「うちの屋根は大丈夫だろうか」「外壁に気になるところがある」「そろそろ住宅の状態を確認しておきたい」
そんな疑問があれば、まずは現在の状態を確認することから始めてみませんか。
今すぐ工事を決める必要はありません。
大切なのは、今の住まいにどのような問題があり、これからどのような対策が必要なのかを知ることです。
屋根や外壁について気になることがありましたら、百年アルミへお気軽にご相談ください。

