地震が起きたとき、「家が倒れなければ大丈夫」と考えていませんか?
もちろん、住宅が倒壊しないことは、命を守るうえで非常に重要です。
しかし、建物が倒れなくても、屋根瓦や外壁の一部が落下したり、ブロック塀が倒れたりすることで、避難経路がふさがれてしまう危険があります。
特に南海トラフ地震への備えが重要な四国では、住宅そのものの耐震性だけでなく、地震のあとに安全に避難できるかという視点も大切です。
今回は、地震によって避難経路がふさがれる原因と、今から確認しておきたい住まいのポイントについてお伝えします。
家が倒れなくても避難できなくなるのはなぜ?
大きな地震では、建物全体が倒壊しなくても、さまざまな部分に被害が発生することがあります。
例えば、屋根瓦がずれたり落下したりすることで、玄関前や通路に破片が散乱する場合があります。
また、外壁材の一部が剥がれ落ちたり、敷地を囲むブロック塀が倒れたりすれば、普段使っている避難経路が通れなくなることも考えられます。
さらに、玄関のドアが建物の変形によって開きにくくなることや、室内の家具が転倒して出口までの通路をふさぐこともあります。
地震への備えで大切なこと
「建物が倒れないこと」と「地震のあとに安全に避難できること」は、必ずしも同じではありません。
屋根瓦の落下が避難の妨げになることも
屋根は普段、地上から状態を詳しく確認しにくい場所です。
一見すると問題がなさそうな屋根でも、瓦の固定状態や下地の傷みなどによって、地震の際の被害の出方が変わることがあります。
特に気をつけたいのは、玄関や勝手口、住宅の周囲にある通路の上に屋根が位置している場合です。
地震で屋根材が落下すれば、避難する人がけがをしたり、落下物を避けなければならなくなったりする可能性があります。
ただし、瓦屋根だから必ず危険というわけではありません。瓦の種類や固定方法、施工状態によって耐震性は異なります。
大切なのは、屋根材の種類だけで判断するのではなく、現在の屋根がどのような状態にあるのかを確認することです。
外壁やブロック塀にも注意が必要
屋根だけでなく、外壁やブロック塀も避難時の安全に関係します。
外壁に大きなひび割れや浮きがある場合、地震の揺れによって一部が剥がれたり落下したりする可能性があります。
また、道路沿いのブロック塀が倒れると、自宅からの避難だけでなく、近隣住民の通行や緊急車両の活動にも影響するおそれがあります。
特に住宅が密集している地域や、道幅の狭い道路では、落下物や倒壊物が避難の妨げになることがあります。
住宅の安全を考える際には、自分の家だけでなく、玄関から道路までの通路や、敷地の周囲にも目を向けることが大切です。
地震に備えて確認しておきたい5つのポイント
ご自宅でも、無理のない範囲で次のような点を確認してみてください。
- 屋根の状態:地上から見て、瓦の大きなずれや屋根材の浮き、破損がないか。
- 外壁の状態:目立つひび割れ、剥がれ、浮きなどがないか。
- ブロック塀や門柱:傾き、大きなひび割れ、ぐらつきがないか。
- 玄関から道路までの通路:落下しそうな物や、避難の妨げになる物がないか。
- 室内の避難経路:家具が倒れたとき、寝室から出口までの通路をふさがないか。
屋根に上ったり、傷んだ外壁やブロック塀に触れたりして確認する必要はありません。
気になる部分がある場合は、離れた安全な場所から状態を確認し、必要に応じて専門家へ相談しましょう。
また、避難経路は一つだけでなく、複数の出口や避難先までの道順を家族で確認しておくことも重要です。
百年アルミが大切にしている住まいの状態確認
私たち百年アルミでは、屋根や外壁を単に見た目の問題として考えるのではなく、住まいを長く、安全に使い続けるための大切な部分として捉えています。
屋根の重さや屋根材の固定状態、外壁の傷みなどは、住宅の状態を考えるうえで重要な確認項目です。
例えば、屋根の改修を検討する場合には、軽量な屋根材を選ぶという考え方もあります。
百年アルミでは、アルミ瓦【兜】やアルミ壁【鎧】などを取り扱っていますが、どのような工事が適しているかは、建物の構造や既存の屋根・外壁の状態によって異なります。
屋根材が軽いということだけで、建物全体の耐震性や避難時の安全が保証されるわけではありません。
だからこそ、最初から工事を決めるのではなく、まずは今の住まいにどのような問題があるのかを知ることが大切だと考えています。
まとめ|地震対策は「倒れない家」だけでなく「避難できる家」へ
地震対策というと、建物の耐震補強や家具の転倒防止を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、地震のあとに安全に避難できるかどうかも、忘れてはいけない大切な視点です。
屋根瓦や外壁の落下、ブロック塀の倒壊、玄関や通路の障害物など、普段は気にならない部分が、災害時には大きな問題になることがあります。
大切なのは、不安だからとすぐに工事をすることではありません。
まずはご自宅の屋根や外壁、避難経路の状態を知り、必要な対策を考えることです。
百年アルミでは、住まいの状態を確認しながら、それぞれの住宅に合った改修の考え方をご案内しています。
「うちの屋根は大丈夫だろうか」「外壁に気になるところがある」という方は、これからの地震への備えとして、一度住まいの状態を確認してみてはいかがでしょうか。
住まいの状態確認については、百年アルミ公式ホームページをご覧ください。

