「アルミニウムはリサイクルの優等生」
そんな言葉を聞いたことはありませんか?
私たちの身近にある飲料缶や自動車、窓のサッシ、そして住宅の屋根や外壁にも使われているアルミニウム。
実はアルミニウムには、一度使ったものを再び資源として活用しやすいという大きな特長があります。
では、なぜアルミニウムは「リサイクルの優等生」と呼ばれているのでしょうか?
今回は、その理由と住まいとの関係についてご紹介します。
1.何度でも資源として生まれ変われる
アルミニウムの大きな特長は、使用済みの製品を回収し、溶かして再び新しい製品の材料にできることです。
例えば、飲み終わったアルミ缶は、回収・選別・再溶解などの工程を経て、新しいアルミ缶や別のアルミ製品の材料になります。
アルミニウムは、適切に回収・精製すれば、繰り返しリサイクルしても金属そのものの基本的な性質を維持できます。
ただし、実際には塗装や異物の除去、合金成分の調整などが必要で、すべての製品がそのまま同じ製品に生まれ変わるわけではありません。
使い終わった後も資源としての価値を持ち続けることは、アルミニウムの大きな魅力です。
2.リサイクルに必要なエネルギーが非常に少ない
アルミニウムが「リサイクルの優等生」と呼ばれる最も大きな理由の一つが、省エネルギー性能です。
アルミニウムを鉱石から新しく製造するには、精錬の過程で大量の電力が必要になります。
一方、使用済みのアルミニウムを回収して再び溶かす場合は、そのエネルギーを大幅に削減できます。
アルミニウムのリサイクルによる省エネルギー効果
一般に、アルミニウムの再生地金を製造するエネルギーは、新地金の製造と比較して約3%程度、つまり約97%の削減が可能とされています。
これは、アルミニウムが持つ非常に大きな環境上の利点です。
もちろん、実際の削減率は製造方法や回収・処理工程によって変わりますが、新しく原料から作るよりも少ないエネルギーで再利用できることは確かです。
エネルギーの使用量が減れば、それに伴う温室効果ガスの排出削減にもつながります。
※約97%は新地金と再生地金の製造エネルギーの比較であり、製品のライフサイクル全体を比較した数値ではありません。
3.限りある天然資源を大切にできる
アルミニウムは、主にボーキサイトという鉱石を原料として製造されます。
新しいアルミニウムを作るためには、鉱石の採掘や精製、製錬といった工程が必要です。
しかし、すでに社会の中で使われているアルミニウムを回収して再利用すれば、新たに採掘する原料への依存を減らすことができます。
つまり、アルミニウムのリサイクルは、単にごみを減らすだけではありません。
限りある資源を大切に使い、次の世代へ引き継いでいくことにもつながるのです。
4.住宅の屋根や外壁にも活かされるアルミニウムの価値
アルミニウムは、飲料缶のような身近な製品だけでなく、住宅の建材としても活用されています。
私たち百年アルミでは、アルミニウムの特長を活かした屋根材や外壁材をご提案しています。
住宅にアルミニウムを使用するメリットは、リサイクル性だけではありません。
アルミニウムには、軽量であることや、表面に自然に形成される酸化皮膜によって腐食しにくいことなど、住宅建材として役立つ性質があります。
もちろん、実際の耐久性や維持管理の方法は、製品の表面処理、施工方法、立地環境などによって異なります。
住宅は、何十年という長い年月にわたって使い続けるものです。
だからこそ、建材を選ぶ際には、目先の見た目や費用だけでなく、長く使えること、維持管理の負担、そして将来の資源循環まで考えることが大切だと私たちは考えています。
5.長く使うことも環境への配慮につながる
リサイクルできることは大切ですが、それと同じくらい重要なのが、製品を長く使うことです。
どれほどリサイクルに優れた材料でも、短期間で何度も交換すれば、そのたびに製造・運搬・工事・廃棄物処理などが必要になります。
反対に、適切な建材を選び、点検や必要なお手入れを行いながら長く使用できれば、交換に伴う資源やエネルギーの消費を抑えられる可能性があります。
住宅の屋根や外壁も同じです。
ただし、アルミニウムを使えば必ず住宅が長持ちするというわけではありません。
既存の屋根や外壁の傷み具合、下地の状態、雨水の浸入の有無などを確認し、住宅に合った施工方法を選ぶことが重要です。
百年アルミでは、材料の特長だけでなく、住まいの状態に合わせて将来の維持管理まで考えることを大切にしています。
まとめ|アルミニウムは未来へつなぐことのできる資源
アルミニウムが「リサイクルの優等生」と呼ばれる理由は、大きく分けて三つあります。
- 繰り返しリサイクルして資源として活用できること
- 新しく製造する場合に比べて、再生に必要なエネルギーが非常に少ないこと
- 天然資源の使用や環境負荷の削減につながること
そして住宅建材として考えた場合には、軽さや耐食性といった特長も加わります。
「長く大切に使い、役目を終えた後も資源として活かす」
この考え方こそ、アルミニウムが持つ大きな価値ではないでしょうか。
私たち百年アルミは、これからもアルミニウムの可能性を活かしながら、住まいの将来を考えた屋根・外壁づくりに取り組んでまいります。
ご自宅の屋根や外壁について気になることがあれば、まずは現在の状態を確認することから始めてみてはいかがでしょうか。
百年アルミ株式会社

