こんにちは!
百年アルミ株式会社です!
全国各地で増え続けている空き家。
住宅街を歩いていると、庭の草木が伸び、雨戸が閉まったままの住宅を見かけることがあります。
かつては家族が暮らし、毎日の生活が営まれていた住まいも、人がいなくなることで少しずつ様子が変わっていきます。
ところで、皆さんはこんな話を聞いたことがありませんか?
「家は人が住まなくなると、傷むのが早くなる」
実は、この言葉には理由があります。
住宅は、人が暮らしていることで自然に換気や掃除が行われ、小さな異変にも気づきやすくなっています。
反対に、誰も住まなくなると、湿気がこもりやすくなったり、雨漏りなどの不具合が長期間見過ごされたりすることがあります。
今回は、空き家が傷みやすくなる理由と、大切な住まいを守るために知っておきたいポイントをご紹介します。
全国で増え続ける空き家。その背景には何がある?
日本では、人口減少や少子高齢化、住宅の相続などを背景に、空き家の増加が社会問題となっています。
総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」によると、2023年10月時点の全国の空き家は約900万戸。住宅総数に占める割合は13.8%で、過去最高となりました。
つまり、全国の住宅のおよそ7戸に1戸が空き家という計算です。
なお、この数字には賃貸用や売却用、別荘などの住宅も含まれています。
空き家になる理由はさまざまです。
親が亡くなって実家を相続したものの、子どもたちは別の地域で生活している。高齢になって施設へ入居したため、それまで暮らしていた家が空いたままになっている。
こうした事情から、住む人がいなくなった住宅が各地に残されています。
そして、空き家が増えることで問題になるのが、建物の維持管理です。
なぜ、人が住まなくなると家は傷みやすいのか?
① 窓を開けなくなり、湿気がこもりやすくなる
普段の生活では、窓や玄関を開けたり、換気扇を回したりすることで室内の空気が入れ替わっています。
ところが、空き家になると窓を閉め切った状態が長く続きがちです。
特に梅雨や夏場など湿度の高い季節には、室内や床下などに湿気がたまりやすくなります。
湿気が多い状態が続くと、カビの発生や木材の腐朽につながることがあります。
ただし、人が住んでいないことだけで必ず湿気が増えるわけではありません。建物の換気構造や立地、雨水の侵入状況などによっても違いがあります。
大切なのは、湿気がたまっていても、その変化に気づく人がいなくなることです。
② 小さな雨漏りが長期間見過ごされる
住宅の屋根や外壁は、毎日、雨や風、紫外線にさらされています。
屋根材のずれ、外壁のひび割れ、シーリングの劣化などが生じると、状態によっては雨水が建物内部へ入り込むことがあります。
人が住んでいれば、天井のシミや壁紙の変色、雨の日の異音などから異変に気づく場合があります。
しかし、空き家では、こうした小さなサインが見過ごされがちです。
気づいたときには、天井裏や壁の内部、木材の下地などに傷みが広がっている可能性もあります。
雨漏りは、早く気づいて原因を確認することが大切です。
③ 雨樋や排水設備の不具合に気づきにくい
意外と見落とされやすいのが、雨樋の状態です。
雨樋には、落ち葉や土、ゴミなどがたまることがあります。
詰まりが生じると、雨水が正常に流れず、外壁を伝って流れたり、建物の周囲に集中して落ちたりする場合があります。
こうした状態が長く続くと、外壁の汚れや傷み、建物周辺の湿気の問題につながることもあります。
普段から人が出入りしていれば気づくような変化も、空き家では発見が遅れやすくなります。
④ 庭木や雑草が建物に影響することも
空き家では、庭の手入れが行き届かなくなることも少なくありません。
伸びた庭木の枝が屋根や雨樋に接触したり、外壁の近くに植物が密集して風通しが悪くなったりすることがあります。
また、建物周辺に落ち葉が積もることで、排水口や雨樋が詰まる原因にもなります。
庭の管理は見た目だけの問題ではなく、住宅を守ることにも関係しているのです。
実は、住んでいる家も同じように劣化しています
ここで、ぜひ知っていただきたいことがあります。
それは、空き家だけが特別に劣化するわけではないということです。
人が住んでいる住宅でも、屋根や外壁は雨風や紫外線の影響を受け、少しずつ経年劣化していきます。
空き家との大きな違いは、日常生活の中で不具合を発見できる機会があるかどうかです。
例えば、外壁に小さなひび割れができても、すぐに雨漏りにつながるとは限りません。
しかし、そのまま長期間放置してしまうと、ひび割れの状態や建物の構造によっては、内部へ雨水が侵入する原因になることがあります。
これは、現在お住まいの住宅でも同じです。
毎日暮らしているから大丈夫というわけではなく、定期的に建物の状態を確認することが重要なのです。
空き家を守るために確認しておきたいポイント
空き家を所有している場合、定期的に訪問して建物の状態を確認することが大切です。
特に、次のような部分は注意して見ておきたいところです。
空き家の確認ポイント
- 屋根:地上から見える範囲で、屋根材のずれや破損がないか
- 外壁:ひび割れ、剥がれ、浮き、目地の傷みがないか
- 雨樋:外れや変形、落ち葉の詰まりがないか
- 室内:天井や壁に雨染み、カビ、異臭がないか
- 建物周辺:雑草や庭木が建物に接触していないか
確認するときは、屋根に上ったり、不安定な脚立を使用したりせず、安全な場所から見える範囲にとどめましょう。
また、窓を開けて換気することも管理方法の一つですが、換気だけですべての湿気や劣化を防げるわけではありません。
台風や大雨の後などは、無理のない範囲で外観を確認し、異常が疑われる場合は専門家に相談することをおすすめします。
住宅を長持ちさせるために、百年アルミが大切にしていること
私たち百年アルミは、住宅の屋根や外壁を通して、住まいを長く守ることを大切にしています。
住宅のメンテナンスを考える際に重要なのは、単に古くなった部分を新しくすることだけではありません。
今の屋根や外壁がどのような状態なのか。雨水が入り込む心配はないか。下地に傷みが生じていないか。
まず、こうした状態を確認することが大切です。
その結果によって、部分的な補修で対応できる場合もあれば、屋根や外壁全体の改修を検討した方がよい場合もあります。
百年アルミでは、アルミ屋根やアルミ外壁を活用した住まいの改修にも取り組んでいます。
アルミは軽量で耐食性に優れた素材ですが、住宅に適した施工方法は、既存の屋根や外壁、下地の状態などによって異なります。
大切なのは、最初から工事ありきで考えるのではなく、現在の住まいの状態を知り、将来の維持管理まで考えて判断することです。
まとめ|家を守るのは、住んでいる人の「気づき」
人が住まなくなった住宅が傷みやすいといわれる理由は、単に人がいないからではありません。
換気や日常的な手入れが減り、雨漏りや湿気などの小さな異変が見過ごされやすくなることが大きな要因です。
そして、このことは空き家だけでなく、現在お住まいの住宅にも当てはまります。
屋根や外壁の傷みは、普段の生活ではなかなか気づきにくいものです。
だからこそ、大きな不具合が発生する前に、今の状態を知っておくことが大切ではないでしょうか。
空き家を所有されている方も、これから長く住み続けたいと考えている方も、一度、住まい全体の状態を確認してみてはいかがでしょうか。
百年アルミでは、屋根や外壁の状態を確認し、住まいの将来を考えるためのご相談を大切にしています。
すぐに工事をするためではなく、まずは今の住まいの状態を知ることから。
それが、大切な住宅を長く守るための第一歩です。
屋根や外壁の状態が気になる方は、百年アルミ公式ホームページをご覧ください。住まいの状態確認や今後のメンテナンスについてご相談いただけます。
参考資料:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」

